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☆陶芸の奥深さを知る*菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>

虎ノ門にある、菊池寛実 智美術館で、恒例のブロガー見学会があり
先日お邪魔してきました
(写真は特別な許可を頂いて、撮っています)

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『第8回菊池ビエンナーレ 現代陶の《今》』
菊池寛実記念 智美術館
2019/12/14~2020/3/22

菊池ビエンナーレとは、現代陶芸の振興を目的に2004年度からこちらの美術館が
隔年で開催している陶芸の公募展の事で
第8回となる今回は、20歳代から80歳代までの幅広い年齢層の制作者から276点の応募が寄せられ
その中から入選54点、さらに入選作の中より入賞5点を選出し、展示されています

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その人の持っているあらゆる技を駆使して、作られた作品
驚きや感動でいっぱいです
陶芸に疎い私でも、その素晴らしさは理解できます

まずは大賞に選ばれた作品をご紹介

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大賞
中村清吾 「白磁鉢」

甲虫をイメージしたフォルム
白くなだらかで張りのあるラインと、エッジの効いた稜線が、力強い印象を与える作品ですね
あの九州を走る「ななつ星」の食堂の食器デザインを手掛けられたとの事

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優秀賞
森山寛二郎 「切り継ぎ-廻-」

小石原焼窯元の中でも注目の若手陶芸家さん
見えない軸を中心に、それを包み込むように異なる形状の3枚の板を配置した作品
絶妙なバランスを保っています

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奨励賞
伊藤公洋 「志野彩文盤」

愛知県高浜の、明治から続く窯元の五代目。独自の志野焼に拘って作品作りをされているとの事
ロクロ成形で広口の盤を挽きあげ、側面は削り出しではなく
色や形の異なる板をいくつも張り付けた作品

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奨励賞
高橋朋子 「銀彩塞器 皓月」

透明釉釉の上に精緻な幾何紋様で厚みのある銀箔を、2枚重ねて貼り付けて作られています
蓋のつまみの部分から、渦を巻くような縞模様が施され、躍動感が表現されています
まるで月が明るく輝くようなイメージがありますね

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奨励賞
中里浩子 「Flower Scapes」

花が開花する過程の動きをテーマに、花とつぼみをイメージして作られたもの
手びねりによるもので、ちょっと滑稽で、温かみのあるデザインになっていますね
写真ではとんでしまっていますが、釉薬の複雑な組み合わせで、淡い色が付けられています

以上5点が入賞作品

他の入選作品もご紹介しましょう

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大石早矢香 「秘めリンゴ(black)」

入口は言って直ぐの所に展示されていた、インパクト大の作品
デフォルメされたリンゴには、鼻や耳、手などがあり
複雑な自分の感情を表現しているのだそうです

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北川智浩 「白磁水氷文鉢」

氷が鉢の内側から、溶けて水が流れ出ているイメージなのだそうです
確かに水紋に似てますね

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青木岳文 「cylinder」

この作品も美しい
cylinderとは、円筒や円柱を意味しますが、この円筒、ただものではない
しかも作家は28歳の若さでいらっしゃるとの事
上下に分離された器を、その隙間を無数の柱によって、上下の器を再び合わせるユニークな技法
素人には、これがどうやって作られているのか、さっぱりわかりません

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惣田司 Angel's Ladder

鋳込みで作った違う形のものを、釉薬でバランスを取りながらくっ付けている作品
天使の梯子というタイトルは、私にはちょっとピンとこないなあ

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釣光穂 「Thalassia」

まるで編み物のよう
粘土を紐状にして編み、それらを合わせ積み上げて成型し焼成というプロセス
網目も編み方もバラバラで、かなり複雑です

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かのうたかお 「壺中天アリ」

決して土器ではありませんww
砂漠にインスピレーションを得て、造られた作品は
土が固まる成分を混ぜたシャモット焼粉と、混ぜていないものを型に入れて焼成
その弱い部分を掻き出し、更に時間経過と共に崩れていくというもの
会期が終わるころには、もっと形が変わっているでしょうね

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川瀬理央 「刻」

その陰に見惚れてしまった
樹木の枝ぶりのように、細やかで複雑に張り廻った作品は
その影がちゃんと計算されたかのように作られていて、とても印象深い作品でした

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波部圭亮 「平成器」

平成時代に最も作られた器=ペットボトル
それを大量の陶器で表現
実際は錆びませんが、今問題になっているプラスチックごみに対する警告の様な作品

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田中陽子 「舞華」
菊の花の様で、花びら1枚1枚薄く繊細に作られていますが
かなり大きな作品です

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上は70代から、下は20代まで
年齢が違えば、窯元も違う、そんな人たちで競われるビエンナーレ
陶芸の今を知るには、とても魅力的な作品展です。ぜひ



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